本報告は1),ドイツ教授学論争の論証を歴史的に検討する継続論文の第Ⅷ報であり2),エーリッヒ・ヴェニガー(1894-1961)の教授学考察の第1報である。1976-77年文部省在外研究(長期)の際,ベルリン自由大学一般教育科学および学校教育学研究所3)のB.シュベンク教授の下での研究を,論文掲載の余地のある機会に断片的に叙述してきたが,第一には,すでに開始している今世紀初頭の改革教育学研究,とりわけ教授学の改革運動の研究進捗にかかわって,第二には,研究時点からすでに10年以上の歳月を経ているので,シュベンク教授の厚情ある教示も,そこで熟考した自らの想いも定かではなくなり,一応ドイツ教授学論争の論証に関する継続論文のこの観点からの叙述は,ヴェニガーの教授学の検討で終えておきたいと考えている。しかし,ヴェニガーの教授理論についての思念は,ドイツ教授学論争の歴史的系譜にとって重要な位置価値をもっているばかりではなく,現在の教授学ならびに日本の教授学にとっても重要な示唆を依然として与えている。Dieser Beitrag hat eine Absicht,seine Stelle und theoretische Bedeutung von Erich Weniger in der Geschichte der deutschen Didaktik zu analysieren.E.Weniger knupft in seiner Unterrichtstheorie an Otto Willimanns Lehre von den Bildungsgutern an,und zwar in der Abwehr der innerhalb der Reformpadagogik z...
再保障条約の不更新が、ビスマルク体制を崩壊させる原因となったことについては、主として後の露仏二国同盟の成立という結果から説明されている。しかし、ロシアがフランスとの結合を求めるに至ったのは、この再保障...
[[abstract]]本論文旨在探討傳記文學的翻譯策略,以德國作家英格.柏德森(IngkeBrodersen)與卡蘿拉.史坦(Carola Stern)編著的《希特勒草莓》(EineErdbeere...
本小論文は、メディア教育の主要な実施教科の一つである社会化教育におけるメディア学習の基本的理論と実践への提案を行うものである。「情報社会」と言われる現在、われわれは日常的に生活を規定するさまざまな情報...
我が国においては,昭和22年に社会科が発足し,社会科学領域にかかわる多様な内容は社会科において総合的に扱われることになった。一方,小学校低学年における社会科と理科の廃止にともなって新設された低学年の生...
公物法理論への国庫理論の影響が,しばしば,指摘されている。公物法理論への国庫理論の影響は,単に,公物に私法上の所有権が存在することが認められ,あるいは,公物をめぐる法関係に公法上の法関係と私法上の法関...
現在のドイツは、日本などと異なり、財団の活動が活発である。その淵源はすでに近世に見いだせる。しかし近世ドイツの財団・基金の歴史は、ほとんど未開拓の分野である。将来宗派・地域史の観点から財団に関する比較...
ドイツ教師フェライン教育学センターの第3次年報(1913年)は,自然科学的教授における労働原理の貫徹を模索した第2次年報(1912年)に続くものである。それゆえ自然科学的教授と同様に地理教授と歴史教授...
教科や領域の研究と子どもの実態の把握と教師の力量形成があいまって授業が成立する。その包括的力量と子どものニーズに応じて授業形態も変化してくる。養護学校においては特に,授業形態は,子どもの志向・動きにあ...
ダーウィンの進化論は自然科学領域の研究成果として歴史的に高く評価されるものである。同時に,この進化論の中にある自然淘汰,適者生存,優勝劣敗,生存闘争等々の考え方は,生物の社会のみならず人間の社会のあり...
個人情報保護のため削除部分あり騎士団領プロイセンにおいては一四〇〇年までに約一四〇〇のフーフェ賃租村落と九三の都帯が建設された。村落建設の最古のハントフェステは十二八二年のものであるが、農民の移植は個...
本研究の目的は、中京大学体育学部の教育実習の状況を、実習生のアンケート調査から分析しようとするものである。研究課題の主たるものは、次の3項目である。(1) 実習生の保健と体育の授業担当数や参観授業の有...
0. 序 1. 『光明観と暗黒観の相克』 : その成立経緯 2. 光明観と暗黒観本稿の目的は,グスタフ・テオドール・フェヒナー(1801-1887)晩年の著作,『光明観と暗黒観の相克』(DieTage...
先ず、ヘーゲルが理念を過程とみなす場合、イデアと存在の歴史性の問題を如何に受けとめているかが西洋の形而上学の歴史の中で概観され(I)、自然と歴史の問題をめぐり、自然が精神の前提をなすことが説明される(...
個人情報保護のため削除部分あり一九世紀、都市化によりドイツの都市はその相貌を一変させる。一八二〇年代のベルリンでは人口増によりファミリエンホイザーという労働者のための大集合住宅群が出現した。本稿は、「...
個人情報保護のため削除部分あり一般に西欧諸都市では、一六世紀前半市政府主導による救貧制度改革が行なわれた。従来救貧改革はプロテスタント都市特有の現象であると説明されてきたが、最近では、都市の経済危機と...
再保障条約の不更新が、ビスマルク体制を崩壊させる原因となったことについては、主として後の露仏二国同盟の成立という結果から説明されている。しかし、ロシアがフランスとの結合を求めるに至ったのは、この再保障...
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